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楽器選びの基礎知識(ピアノ)

ピアノをお選びいただく際、必ず知識としてお持ちいただきたいことを、

初心者の方にもわかりやすくご説明いたしました。

その他、ご質問等ございましたら、

shop@sugita.co.jpまでまでよろしくお願いします。

(1)グランド型とアップライト型の違い

アコースティックピアノには、アップライト型グランド型の2種類があります。

両者の違いは、単なる形状の違いだけではなく、音色にも影響があります。

もちろん、グランド型の方が豊かな響きを実感できますが、

日本の住宅事情では、個人のお客様のほとんどはご自宅では、

アップライトピアノをお使いになっているようです。

もし機会があれば、各種ホールにある大きなグランドピアノにさわっていただきたいです。

(2)メーカーの違い

現在、日本での生産台数の90%以上はヤマハ・カワイの2大メーカーで生産されております。

そのほかにも、小さなメーカーもいくつかございますが、品質の安定度などから考えますと、

この2メーカーのいずれかをお選びいただくのが無難だと思います。

その他、海外のメーカーではスタインウェイが有名ですが、

やはり一般の方がちょっと手の届かないお値段であることと、

こちらは、海外のピアノ全般にいえることですが、

湿気の多い日本の気候に適応されるのが難しいという難点もあります。

(3)機種の違い

ピアノ選びで注目していただきたい点は、3つあります。

(一)弦長(背の高さ)

ピアノのカタログをご覧いただくと、必ず背の高さが表示されていると思いますが、

これは、張りのある音色を作り出す最重要項目です。

というのは、弦長が長い場合、短いものよりもより強い張力で音を作ることが出来るからです。

もちろん、高音部では低音部よりも短くなりますが、

余った部分をより豊かな倍音を発生させるために利用出来るので、

高音部の音にも違いが出てきます。

ちなみに、ヤマハYU3カワイK60が130センチ以上の機種ですので、

ご予算に無理がなければこのあたりをご検討していただきたいです。

(二)響板

ピアノで一番重要な部分は、すばり響板です。

ちなみに、取り扱い上の注意でピアノの背中に直射日光があたる場所をさけるのは、

響板にひびが入ってしまうのをさけるためです。

響板の材質・デザインにはいろいろ難しい部分があり、

現在もピアノメーカーでは、よりよい音を作りだすため研究しているそうです。

この響板について、よりグレードアップされた機種が、

ヤマハYU5カワイK80ですので、この機種あたりになると、

グランドピアノに近い響きを実感出来ます。

(三)消音・自動演奏

最近では、消音・自動演奏装置の組み込まれたピアノも人気があります。

やはり、夜練習される方が多くなったという事情が大きく影響しています。

もちろん、現在お持ちのピアノにこれらの装置を取り付けることも可能です。

(4)メンテナンス

ピアノの場合、デジタル楽器ではないので、メンテナンスが必要です。

通常、年1回の調律を行いますが、気になる方は2回される方もいらっしゃいます。

この調律は前にご説明した弦の張りを再調整して音をバランスよくととのえる作業です。

特に、和音にきれいな響きと高音部にすき通った響きを出すのが、

調律師の腕の見せ所になります。

(5)その他

どのピアノを選ぶのが最適なのかについては、

それぞれのお客様・販売店によって、いろいろご意見があると思いますが、

以上にご説明した部分は全ての方に共通する部分ですので、

ピアノの選び方についての基礎知識として、

ご理解していただければ幸いです。

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